日本政府は2026年から、公文書のローマ字表記を従来の「訓令式」から「改正ヘボン式(Revised Hepburn)」に一本化します。これは約70年ぶりの大きな変更で、国際的な通用性と英語圏の利用者の読みやすさを向上させるための措置です。
2026年改正ヘボン式ローマ字ガイド
2026年から全面的に導入される国家標準ローマ字表記法(改正ヘボン式)の解説ガイドです。従来の訓令式や一般的なヘボン式との違いを確認しましょう。
改定の背景
主な変更点と標準
最大の特徴は、実際の発音に近く、国際標準と一致するように最適化されている点です。
- 発音中心の表記: 'shi', 'chi', 'tsu', 'fu', 'ji'(ヘボン式標準)
- 「ん」の表記: 'b', 'm', 'p' の前でも常に 'n' で統一(例: Shimbashi → Shinbashi)
- 長音表記: 長音はオプションで、マクロン(ā, ī, ū, ē, ō)を使用して表示可能です。
表記法の比較テーブル
| 対象 | 訓令式 | 従来のヘボン式 | 2026年改正ヘボン式 |
|---|---|---|---|
| し / シ | si | shi | shi |
| ち / チ | ti | chi | chi |
| つ / ツ | tu | tsu | tsu |
| ふ / フ | hu | fu | fu |
| じ / ジ | ji | ji | ji |
| ん (p, b, m の前) | – | m | n |
長音記号(ā, ī, ū...)の入力方法
Windows / PC
Windows: Altキーを押しながら数字コード(例: āの場合はAlt+0257)を入力、または文字コード表を利用。
Alt+0257
macOS / Mobile
macOS: 母音キーを長押ししてポップアップからマクロン付きの文字を選択。 & モバイル: キーボードで母音を長押しし、マクロン文字へスライド。
公式根拠資料
文化庁:ローマ字の表記の改定について
「ローマ字の表記」に関する内閣告示(2025年12月22日閣議決定)
